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2018年5月 7日 (月)

【連載:文具王との座談会 シェアラベル編】 第2回 新たなラベルのあり方

「PT-P300BT」を愛用し、「PT-P710BT」の開発にも携わっている文具王・高畑正幸さん(以下、文具王)と、ピータッチキューブの商品開発メンバー(以下、メンバー)との座談会。全4回にわたってお送りしており、今回は第2回です。

【文具王】過去には、作った端末で見られるQRコードがあったけども、それを離れて、独立して渡せるというのは、やっぱりお店とかにはいいですね。最初に想定していた使い方は何ですか?

【メンバー】最初に出てきたアイデアは、まずいろいろな商品の取扱説明書です。取説が色々とあって、ファイルに入れていても、いざ必要なときに「え~っと、どれだっけ?」となるのが、「これだとパッと分かるよね」というのを最初に思いつきました。
【メンバー】あと、「ラベンダーの育て方」とか好きですね。ショップで売るときに、鉢に「ラベンダー」と書いて、その横に育て方のURLを入れることで、育て方がすぐにチェックできるんです。1回しか見ないかもしれませんが、ネットで検索しなくても簡単にパッとアクセスできることで、私たちの会社のテーマである、“At your side.”的なものが実現できるかなと思っています。
【文具王】それ、すごい大事なことですよ。この外形が実現したのは、モノのあり方じゃないですか。それで、道具のあり方として、「しまったものを出してきて使う」じゃなくて、「常にあるものとしてここに置いておくよ」というのがここで表現していることじゃないですか。
「PT-P300BT」のときに実現したのは、「好きなものが作れるよ、何でも作ってちょうだい」とユーザーに投げることではなくて、「こういうことができるよ」という提案型に変わったのと、あとユーザーが思いつかないようなことをこちらで提案することで、相手の想像力で足りない部分をこちらで埋めていくことができるようになったこと。
さらに、今回の「PT-P710BT」では、ラベルライターというのは、今まで「手書きよりきれいにできるよ」というところだったのが、情報を埋めていくことによって、ホームページに飛ぶとか、情報のありかを他のものにつなぐことができるようになったことで、ラベルの果たしている役割が、そこにある情報と等価に出すのではなくて、それ以上にリッチな情報をすごく小さなところに貼っておけるようになったわけです。
商品を買うと取説が付いてくるんですけど、でも必要になるときの時間差があるので、実は最初に買ったときに要らないと思っているものが、半年経ったときに故障しておかしくなったときに必要になったりします。
一番欲しいときにないという情報。そこへの糸口を示せるのがQRコードで、しかもその先をクラウド化することによって、モノを情報化するのではなくて、情報を手繰れるようなヒモだけを付けて、その情報としては常にどこかに用意されている状態になっている。今までのラベルとシェアラベルを比べると、多分一つ世代が違う感じかなと思います。


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「PT-P710BT」がすごいのは、ラベルライターとこのアプリが連携することで、モノに残すデータを作る部分と、ラベルを作る部分と、情報をアップしてヒモ付けする部分が同じところでできる。しかも作り方はアプリ任せにしておいて、やりたいことがこの中にあれば、言われた通りにやっていくだけでそのデータが使える。
そういう意味では、この「ピータッチ」自体の流れが、まず「PT-P300BT」で存在そのものを変えて、そこから「PT-P710BT」に上がったところで、ラベルそのもののあり方を一段変えるというところなんですね。
まだ共有化されていないものを自分でパッケージして、誰かに伝えることが、これから先の情報を伝える中では、鮮度が高くて価値のあるものだと思いますが、それはネットとは違う場所にあるような気がしています。
ひょっとしたら、そういうものを発信していけるツールなのかなと思います。

第3回に続きます。