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2019年2月

2019年2月23日 (土)

【連載:子どもの年齢別整理収納】第3回  小学校1・2年生向け整理収納「整理収納で小学校生活の基礎をつくる」

整理収納にピータッチキューブをお使いいただいているユーザーさんも多くいらっしゃいます。奥の深い整理収納の世界で、片づけを通じて親と子の人間力を磨くことを理念とされている「親・子の片づけ教育研究所」のインストラクターの皆様にお話を伺いました。第3回はつのださちこさんによる、小学校1・2年生向けの整理収納「整理収納で小学校生活の基礎をつくる」についてのお話をご紹介します。

我が子が小学生になってできるようになって欲しいことは何ですか?
まずは、学校へ行く準備を一人でしてほしい、という希望が一番多いのではないでしょうか。
でも、小学校は幼稚園や保育園に比べてずっと準備が難しくなるので、自分のことは自分で取り組めるように、小学校生活のスタイルが定着する仕組みを作ってあげることが必要になってきます。
この時期は「整理収納で小学校生活の基礎をつくる」が目標なので、まず親が学校や習い事の準備・片付けの仕組みを作り、子どもにどのように行うかお手本を示しながら、定着するまで気長に一緒に取り組みます。

小学校という新しい環境に馴染むことに加えて、重い荷物をもっての通学に心身が疲れることもあるでしょう。

そんな時だからこそ、おうちに自分で取り組みやすい仕組みがあるとラクちんですね。

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具体的なポイントは、
1.学校の物とおもちゃを分け、定位置を決める
2.勉強の習慣をつけるため、勉強に使うものはセットにして収納する
3.学校の準備がしやすく、連絡帳やプリントを出しやすい仕組みを作る
ことです。

1.学校の物とおもちゃを分け、定位置を決める

まずは、学校の物とおもちゃが混ざらないようにしましょう。子どもは簡単に集中が逸れるので、学校の準備をしている時に気が散ってしまいます。

ランドセルは重いので、簡単に置くだけがいいでしょう。その場合も場所にアイコンとなるような目印としてランドセルの絵や文字のラベルをつけるとわかりやすくなります。

習い事などのかばんは、フックにかけるならプール用のフックはこれ、とわかるようにラベルを貼ると戻しやすいです。

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※小一の長女がキラキラ好きなので、本人の希望でプレミアムゴールドラベルを使いました

学校で使うものとは別に習い事専用の筆箱、会員カードや出席表などをかばんとひとまとめにセットしておくと、出かける時にわざわざ準備しなくてもいいですし、忘れ物も防げます。


2.勉強の習慣をつけるため、勉強に使うものはセットにして収納する

家庭学習はファイルボックスにひとまとめにして、教材の名前などのラベルをつけておきます。

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収納グッズとしては取っ手付きのファイルボックスもおすすめです。

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そのまま棚や引き出しに入れて片づけることもできるので便利です。家庭学習に取り組む場所がリビングテーブルでも自分の机でもセットにしておけば、持ち運びもしやすいですね。
取り組む時間をおうちで決め、模擬時計を貼っておくのもいいでしょう。


3.学校の準備がしやすく、連絡帳やプリントを出しやすい仕組みを作る

明日の準備はまず、時間割を揃える作業です。各教科のノートの背表紙にラベルを貼り、教科ごとに教科書とノートがセットになるように収納しておけば、間違えることなくスムーズに準備ができます。

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古いノートと新しいノートの移行期間で2冊持って行く必要があるときなどに起こりやすい忘れ物も防げます。
そして、我が家の場合、毎日持って行くものの代表として給食セットがあります。袋そのものに、入れるものを布用ラベルで明記すると入れ物と中身がわかりやすくなります。

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毎日大量に持ち帰るプリント類は、“ぷりんと”“ままへ”などとラベルをつけた、箱やトレーを用意して場所を決めておくと良いでしょう。

ちなみにラベルのイラストを子どもと選ぶと楽しいですし、子どもの感覚を理解するのに役立ちます。この年齢はひらがなに興味をもつので文字だけ、もしくは文字とアイコンがおすすめです。

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さて、この時期の準備・片づけのポイントは、ずばり、自立を期待しすぎないこと。

もう小学生なんだからできるはず、と慣れてくると任せきりになりがちです。
そうすると、とたんに忘れ物が増えるなんてことに。
まだまだ、この前まで幼稚園や保育園へ行っていたのですから、一緒に取り組み教え、定着するまで寄り添いましょう。

置く場所も自分で決めたがる時は一度任せてみると良いでしょう。
もし不便なら、そのことに気付かせることも大事ですよね。

ラベルも自分で考えたいと言うかもしれません。
「どうして、この名前にしたの?」と質問することで自分の考えをまとめ、自分の言葉で言えるようになる練習にもなりますよ。

最後に、片づけや準備ができたときには当たり前と思わず、ほめる。
「ねえ、見てみて―、おかたづけできたよ。」と言ってきたときはできた満足を誰かに伝えたい時です。
このほめ時チャンスを是非1回目も2回目も見逃さず、キャッチして「一人でできたね」「すごいね!」と一緒にその満足を分かち合ってみてください。
どんどん、チャレンジ精神が加速していくはずです。


【この記事を書いた人】

親・子の片づけマスターインストラクター
インテリアコーディネーター
つのださちこ

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仕事と子育ててで一日が終わる時間のないママが、私流に行動を切り換えられるようになるパーソナルブランディング片づけを考案。片づけた先にある゛自分らしさ゛を大切にする講座やサポートを実践中。
https://ameblo.jp/syachikrin
https://www.facebook.com/sachiko.tsunoda.3
https://www.instagram.com/tsunodasachiko

次回は小3~4年生向けの整理収納について、ご紹介します。お楽しみに!

2019年2月 9日 (土)

【連載:子どもの年齢別整理収納】第2回  4~6歳向け整理収納「自分の支度や片付けが自分でできるようになること」

整理収納にピータッチキューブをお使いいただいているユーザーさんも多くいらっしゃいます。奥の深い整理収納の世界で、片づけを通じて親と子の人間力を磨くことを理念とされている「親・子の片づけ教育研究所」のインストラクターの皆様にお話を伺いました。第2回はまつおみちこさんによる、4~6歳向けの整理収納「自分の支度や片付けが自分でできるようになること」についてのお話をご紹介します。

4~6歳頃の子ども達は幼稚園や保育園などに通い集団生活を体験します。
親不在の集団生活の中で急激に社会性を身に付けることのできる時期でもあります。そんな中で「自分の支度や片付けが自分でできるようになること」がこの年代の目標になります。

自分で出来る事が増えてくるこの時期には、少しずつでも自分の事を自分で出来るようにしていきましょう。
朝の準備や園から帰った時の片づけなどに、子ども自身が何をしたらいいのか分かるようイラストや文字などで身支度が示されている「お仕度ボード」などを活用するのがおすすめです。顔洗いや歯磨きなど、自分でできたら裏返していきます。

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※P-touch CUBEで作成したのは「できた!!」「いれた!!」のラベルです。


「できた!!」「いれた!!」という小さな達成感を積み重ねて、自分のことは自分でできるという自己効力感を育みましょう。自己効力感とは、自分がある状況において必要な行動をうまく遂行できるという自信です。小学校に入る時や、大きくなって新しいことを始める時に、不安より期待が大きくなるように、少しずつ自信をつけていってあげると、子どもも力を発揮できますし、親も楽です。


また、お仕度ボードのタスクが無理なく達成できるための環境づくりも必要です。子どもが自分で園の準備ができるよう、園のカバンや帽子、その他持ち物はBOXにまとめて収納するようにするとよいです。

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※Photo中のプレートサンプルはP-touch CUBEラベルとは関係ありません。


その際、BOXは子どもの背丈に合わせて、取りやすい高さに配置し、軽い素材にしてあげる必要があります。取りやすい高さとは「子どもの目線よりも低い高さ」のことです。親が収納場所を決めてしまうのではなく、子どもと一緒に取り出しやすい高さになっているのか、簡単に出し入れ出来るのかを確認しながら収納場所を決めましょう。一緒に決める事で、高すぎたり低すぎたりという失敗もなくなり、子どもにとっても「自分で決めた」という思いがやる気アップにつながります。
また、園で使用している「自分のマーク」をおうちでも活用し、園で使用しているマークをBOXなどにラベリングする事で、自分のモノを片づけるスペースだと認識しやすくなります。


園に通うようになり、しっかりしてきた子どもには、親が次々と指示を出しがちですが、大人でも何かをやっている最中に違うことを言われるとストレスを感じますよね。特にこの頃の子どもはまだ一度にたくさんの情報を処理する事ができません。お片付けを促す際にも、子どもの様子を見ながら、一つずつ伝えるようにしましょう。

【この記事を書いた人】
まつおみちこ
親・子の片づけマスターインストラクター
整理収納アドバイザー2級認定講師
まつお みちこ

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完璧よりも快適な暮らし方を見つけてほしい。そんな思いからママ向けにお片づけ講座やワークショップを開催。SNSでは3児育児中の経験を元にリアルな子育てママの悩みから暮らしをちょっとラクにするアイデアなどを配信中。
http://happyslowlife.wixsite.com/pitari
https://ameblo.jp/my7118/
https://www.instagram.com/seiri.syunou.pitari

次回は小1~2年生向けの整理収納について、ご紹介します。お楽しみに!

2019年2月 2日 (土)

【連載:子どもの年齢別整理収納】第1回 2~3歳向け整理収納「ラベリングで子育てをもっと楽しもう」

整理収納にピータッチキューブをお使いいただいているユーザーさんも多くいらっしゃいます。奥の深い整理収納の世界で、片づけを通じて親と子の人間力を磨くことを理念とされている「親・子の片づけ教育研究所」のインストラクターの皆様にお話を伺いました。第1回はハギヤマジュンコさんによる、2~3歳向けの整理収納「ラベリングで子育てをもっと楽しもう」についてのお話をご紹介します。

2~3歳くらいの子どもにとって、お片づけとはなんでしょう?
ママとして、子どもが自分で使ったもの・遊んだものを自分でお片づけする!という意識を「遊び」の延長として、「片づけイコール面倒くさいもの」ではなく、楽しいもの!気持ちのいいもの!と覚えてもらえるのが理想的です。


ですが2~3歳というと、個人差はありますがママの言うことを素直に聞ける年齢から少しずつ成長をとげ、自我が芽生え始める年齢で、俗にいう「イヤイヤ期」に差し掛かり関わり方も難しく悩みが増える頃でもあります。


まだまだ子どもに身の回りのことも、お片づけについても100%お任せにはできないこの年齢。ママのフォローは必要です。


そこで、2~3歳の子ども向けの整理収納の目標は、「定位置を覚え、親のサポートつきで片づけられる仕組みをつくること」となります。


子どもの物でちらかる物と言えば、まずおもちゃが浮かびますね。
子どものおもちゃ収納は、一緒にラベリングして興味を持ってもらうことから始めましょう。自分でイラストや写真を選ぶ作業や、ラベリングシールを一緒に貼る!ことがお片づけにとても効果的です。多少貼り方が上手でなくても、まずはお子さんのやる気を大事にしましょう。


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ケースの外側だけでなく、ケースの中やケース自体を片づける棚などの部分にもラベリングすると遊びにやってきたママ友やお友達にも分かりやすくておススメ。(逆の立場になった時にお片づけしやすいお家だとまた遊びに伺いたくなりませんか?)


さらに、3歳にもなると文字にもどんどん興味を持ち始める時期です。イラストや写真の下にはわかりやすい大き目のひらがなで名前を書いてあげるといいですね。


ピータッチキューブの機能で子どもにおススメなのがフレームです。好きなフレームを選ばせてあげると喜びますよ。


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着替えもどんどん自分でやりたくなる年頃です。わかりやすくケースや引き出しに洋服のアイテムのラベリングを貼りつけることで子どもの「自分でやりたい!」の気持ちを伸ばしてあげるとママも少し楽になると思います。できればラベリングは一緒にしましょう。ブラザーさんのテープは裏の剝離紙に切れ目が入っているので小さな子どもでも簡単にシールの貼り付けができますよ。


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片づけのポイントは、ママ目線ではなく、子どもにとって片づけやすい場所になっているか?という目線で場所を見直すことです。できれば子どもがいつも遊んでいる、いつもお着替えする場所の近くがベスト!ラベリングも子ども目線で作ってみてくださいね。ピータッチキューブにはぴったりのイラストがたくさん内蔵されているのでシールの大好きな年齢の子どもにはラベリングも遊びの延長で楽しめそうですね。


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声掛けも、ただ単に「片づけて~!」ではなく「お家に帰してあげようね~この間お名前一緒に貼ったよね~」なんて言ってあげると子どもも目をキラキラさせると思いますよ。


どんなときも大切なのが「できたこと」「やろうとしたこと」をたくさんほめてあげることをお忘れのないように!


ラベリングを取り入れることで家事や育児を家族と共有しやすくなるので効率化にもつながります。パパにも家事や育児に参加してもらうきっかけにもなりますね。
そして、効率化でできた余裕はスキンシップや子どもと向き合う時間に当ててもらえたらなぁと思います。


【この記事を書いた人】
親・子の片づけマスターインストラクター
一級建築士
ハギヤマジュンコ

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ワーママ向けの片づけレッスンや、
建築士の経験を生かした「おうち作りカウンセラー」としての間取り相談も。
SNSではズボラでもできるお片づけやひとり娘との関わり方を発信中。

https://cocoti-yoi-kurashi.com
https://www.instagram.com/_cocoti_/


次回は4~6歳向けの整理収納について、ご紹介します。お楽しみに!