開発ストーリー

2018年6月23日 (土)

【連載:文具王との座談会 シェアラベル編】 第4回 シェアラベルの新たな可能性

「PT-P300BT」を愛用し、「PT-P710BT」の開発にも携わっている文具王・高畑正幸さん(以下、文具王)と、ピータッチキューブの商品開発メンバー(以下、メンバー)との座談会。全4回にわたってお送りしており、今回が最終回です。

【文具王】今回、データの在処が自分のスマホではなくて、外に出せたというのが絶対に大きくて、これがなかったら全然違ったものになってしまったと思います。
QRコードを使ったとことをいろんなかたちで提案していって、「それを使うんだったらブラザー」というかたちにしていきたいですね。
【メンバー】学術的なところとか、「こういうところに使えます」という提案は、「デザプリ(Design & Print)」でやっていけると思うんですが、ただ先ほどおっしゃっていたように、一般ユーザーとの区分けが、キモになってくるのかなという気がしています。
【文具王】それは、「for pro」みたいなスイッチが下にあって、カチッとやったらその機能が出てくるというのでいいと思うんですが。とにかく、QRコードを印刷できるだけじゃなくて、連携できるのが強みですからね。
【メンバー】今の世の中は、QRコードとスマホの中身の相性がよいので。電話帳もすぐに引っ張れますし、地図もすぐにセットできますし。
【文具王】地図をセットできるなんて、今までだったら全然難しかったことだけど、それをアプリで簡単にできるのは大きいと思うんですね。
こういうテクノロジーは、本来想定していないところですごい使われてしまうということがあるじゃないですか。エジソンは、蓄音機が音楽を聴くための道具だとは思っていなかったわけですから。気がつくと違うシーンで使われるようになるので、そのための柔軟性をもっと出せればいいと思います。
もうスペックの問題じゃなくなっているんですよね。全てにおいてそうです。本体のデザインもアプリもそうだし、全てにおいてテープをはき出す道具が、スペックの時代じゃなくなっているというのをはっきりと言っているんですよね。だからこそ、そっちに攻めてほしいですね。

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【メンバー】このアプリケーションは、まだまだ実現したいアイデアがいっぱいあります。今回のシェアラベルなんかも、開発発信のチャレンジをいっぱい盛り込んでいる機能ですから、ぜひ市場に響いたらいいなと思っています。
今までだと、トップダウンで「これを作って」というプロジェクトが多かったんですよ。ピータッチキューブの場合は、新しい機能もみんなで考えて、みんなで構築していこうというプロジェクトなので、いろんな部門と一緒に作り上げたから強いですよ。

【文具王】それぞれいいところがあるけど、実はまだ完成じゃなくて、これからもっとよくなっていくよという製品なんですね。ユーザーに使ってもらって、要望が出てくると、また変わっていく可能性もあるでしょうし。実は、ブラザーの人も気が付いていないシェアラベルの使い方もあるでしょうね。
【メンバー】あると思います。今はユーザーの皆さんがネット上で情報発信してくださるので、目を皿のようにしてシェアラベルの実際の使い方を確認しています。写真などを織り交ぜながらぜひ詳細に記述していただきたいですね。感謝しつつ、参考にさせていただきます(笑)
【文具王】いろんな人が使うことで、いろんな使い方が見えてくると思います。ネット経由でバージョンアップができるので、そこは期待したいし、僕も色々と言っていきますので、頑張りましょう(笑)。

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2018年6月 2日 (土)

【連載:文具王との座談会 シェアラベル編】 第3回 文具王的シェアラベル活用法

「PT-P300BT」を愛用し、「PT-P710BT」の開発にも携わっている文具王・高畑正幸さん(以下、文具王)と、ピータッチキューブの商品開発メンバー(以下、メンバー)との座談会。全4回にわたってお送りしており、今回は第3回です。

【メンバー】以前、高畑さんとお話させていただいたときに、「シェアラベルはこんな風に使える、あんな風にも使える」とおっしゃっていただいたのですが。
【文具王】僕的に、シェアラベルというのは、ただ単純にQRコードから飛ぶだけでないと思っています。モノからつながる部分があるので。
僕は、モノのコレクションがあまりにも多いというのがあります(笑)、そういうところに、情報のヒモ付けとして使う。買ってきたものとか文房具とか山ほどあるんですが、文房具から情報へ飛びたいという部分があって。僕だけじゃなくて、コレクションしている人とか、フィールドワークでいろんなものを調べている人って、サンプルとかがめちゃできるんですよね。
例えば、山で拾ったものを、袋に入れてサンプルにするといったときに、その場に「ピータッチ」が携行できて、写真を撮ったら、写真のGPSデータとともに、ここにQRをはき出したやつをサンプル袋に貼っておけば、後になって資料を整理するときに、これ、「いつ」「どこで拾った」「どんな状態だったもの」というのが、その瞬間に全部分かるんですよね。
写真のEXIFデータから、場所と時間が分かると、フィールド調査みたいなのだと、可能性がものすごく広がるし、それ以外の資料でも山ほど出てきた資料の整理に便利だったりするので、これはむしろ現場に持っていって使うと、すごい可能性があるなと思っているんですね。
歴史とか科学関係の研究機関とかは、めちゃくちゃラベルライター使っているんですね。理化学系だけでなく、何か調べているところに行くと、ラベルがそこら中に貼ってあるし。それで、時間や位置情報がくっついているラベリングができると、めちゃくちゃ便利だなと思います。
【メンバー】そうした個人用途でのQRコードの活用は、これからまさに始まるところだと思うので、それはぜひ気合いを入れて対応していきたいです。

【文具王】あとはショップもそうですが、個人のクリエーターでミンネやメルカリで商品を売っている人がいっぱいいるので。そういう人からすると、モノだけじゃなくて、いろんな情報をまとめていけるのはいいなと思います。大きな会社がホームページを作って、そこで情報を流してということはこれまでにもかなり進んできていることですが、それを全くの個人とか、自分一人でやっているような小さいお店でもシェアラベルが作れるのが大きいところだと思います。
メルカリで物を買うと、作法があるみたいで、「また利用してくださいね」とか箱の中に一言メモが入っていたりするんですよ。そういうのにリンクが貼れるし。本当に、ネットワークを介してつなぎたいこととか、個人レベルで増えているので、絶対にやるべきところがあります。

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「お名前シール」だと未だに思っている人たちに、もっとアクティブに使えるし、もっと戦略的に使える道具だよと言ってあげれば、いけるところはいっぱいあるんじゃないかな。
【メンバー】「ラベルでQRコードといえばブラザー」というかたちで、これからも新しいQRコードの機能とか、このアプリに限らず、いろんな分野で提案していきたいです。

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第4回に続きます。

2018年5月 7日 (月)

【連載:文具王との座談会 シェアラベル編】 第2回 新たなラベルのあり方

「PT-P300BT」を愛用し、「PT-P710BT」の開発にも携わっている文具王・高畑正幸さん(以下、文具王)と、ピータッチキューブの商品開発メンバー(以下、メンバー)との座談会。全4回にわたってお送りしており、今回は第2回です。

【文具王】過去には、作った端末で見られるQRコードがあったけども、それを離れて、独立して渡せるというのは、やっぱりお店とかにはいいですね。最初に想定していた使い方は何ですか?

【メンバー】最初に出てきたアイデアは、まずいろいろな商品の取扱説明書です。取説が色々とあって、ファイルに入れていても、いざ必要なときに「え~っと、どれだっけ?」となるのが、「これだとパッと分かるよね」というのを最初に思いつきました。
【メンバー】あと、「ラベンダーの育て方」とか好きですね。ショップで売るときに、鉢に「ラベンダー」と書いて、その横に育て方のURLを入れることで、育て方がすぐにチェックできるんです。1回しか見ないかもしれませんが、ネットで検索しなくても簡単にパッとアクセスできることで、私たちの会社のテーマである、“At your side.”的なものが実現できるかなと思っています。
【文具王】それ、すごい大事なことですよ。この外形が実現したのは、モノのあり方じゃないですか。それで、道具のあり方として、「しまったものを出してきて使う」じゃなくて、「常にあるものとしてここに置いておくよ」というのがここで表現していることじゃないですか。
「PT-P300BT」のときに実現したのは、「好きなものが作れるよ、何でも作ってちょうだい」とユーザーに投げることではなくて、「こういうことができるよ」という提案型に変わったのと、あとユーザーが思いつかないようなことをこちらで提案することで、相手の想像力で足りない部分をこちらで埋めていくことができるようになったこと。
さらに、今回の「PT-P710BT」では、ラベルライターというのは、今まで「手書きよりきれいにできるよ」というところだったのが、情報を埋めていくことによって、ホームページに飛ぶとか、情報のありかを他のものにつなぐことができるようになったことで、ラベルの果たしている役割が、そこにある情報と等価に出すのではなくて、それ以上にリッチな情報をすごく小さなところに貼っておけるようになったわけです。
商品を買うと取説が付いてくるんですけど、でも必要になるときの時間差があるので、実は最初に買ったときに要らないと思っているものが、半年経ったときに故障しておかしくなったときに必要になったりします。
一番欲しいときにないという情報。そこへの糸口を示せるのがQRコードで、しかもその先をクラウド化することによって、モノを情報化するのではなくて、情報を手繰れるようなヒモだけを付けて、その情報としては常にどこかに用意されている状態になっている。今までのラベルとシェアラベルを比べると、多分一つ世代が違う感じかなと思います。


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「PT-P710BT」がすごいのは、ラベルライターとこのアプリが連携することで、モノに残すデータを作る部分と、ラベルを作る部分と、情報をアップしてヒモ付けする部分が同じところでできる。しかも作り方はアプリ任せにしておいて、やりたいことがこの中にあれば、言われた通りにやっていくだけでそのデータが使える。
そういう意味では、この「ピータッチ」自体の流れが、まず「PT-P300BT」で存在そのものを変えて、そこから「PT-P710BT」に上がったところで、ラベルそのもののあり方を一段変えるというところなんですね。
まだ共有化されていないものを自分でパッケージして、誰かに伝えることが、これから先の情報を伝える中では、鮮度が高くて価値のあるものだと思いますが、それはネットとは違う場所にあるような気がしています。
ひょっとしたら、そういうものを発信していけるツールなのかなと思います。

第3回に続きます。

2018年4月10日 (火)

【連載:文具王との座談会 シェアラベル編】 第1回 シェアラベルの特長

「PT-P300BT」を愛用し、「PT-P710BT」の開発にも携わっている文具王・高畑正幸さん(以下、文具王)と、ピータッチキューブの商品開発メンバー(以下、メンバー)で座談会を行いました。今回から全4回にわたって文具王から見た「PT-P710BT」の新機能「シェアラベル」のについてお送りします。

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2017年12月13日 (水)

開発ストーリー こだわりの「絵文字」

こんにちは。
いよいよ年末ということで大掃除の季節です。
そんな年末の大掃除、整理整頓の総仕上げにはピータッチキューブのラべリングで決まりですね。

今回はラべリングの中でもとても大切な要素である「絵文字」についてご紹介します。
実はこの「絵文字」、ピータッチキューブが発売される際に一から中身を見直しているのです。今日はそちらの開発ストーリー、少し裏側のお話です。

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